多くの Mac ユーザーは複数のディスプレイを活用しています。私も個人的には 2 台使用しており、Rob Griffiths氏はさらに多くの台を使用しています。しかし、複数のモニターを設定すると生産性が大幅に向上する一方で、いくつかの課題も伴います。最も顕著なのはメニュー アクセスです。Mac OS X ではメニュー バーがプライマリ ディスプレイにのみ存在するため、2 番目のディスプレイで作業している場合は、システム メニューやプログラム メニューにアクセスするために、マウスをメイン ディスプレイまで戻さなければなりません。
ロブと私は長年、カーソルの下にメニューバーを表示するユーティリティ「DejaMenu」を使ってこの制限を回避してきました。しかし、マルチディスプレイ愛好家の間で最も頻繁に聞かれる要望は、両方のディスプレイにメニューバーを表示する方法を求めるものでした。
SecondBarはまだ開発初期段階ですが、ディスプレイ間でメニューバーを複製するという試みとしては、私が見た中で初めての成功例です。このプログラムを起動するだけで、メニューバーが魔法のようにセカンドスクリーンに表示されます。(申し訳ありませんが、Robさん、現時点では3台以上のディスプレイでは動作しませんが、そのような機能を開発中です。)そのため、どちらのメニューバーからもメニューコマンドにアクセスできます。
SecondBarの設定では、セカンドメニューバーの透明度を設定したり、移動可能にしたりできます(ただし、なぜ画面の下の方に移動させる必要があるのかは分かりません)。SecondBarには、ウィンドウをディスプレイ間で素早く移動したり、ウィンドウをディスプレイの左半分または右半分にサイズ変更したりするための、便利なキーボードとマウスボタンのショートカットも用意されています。

前述したように、SecondBarはまだ開発初期段階なので、いくつか不具合があります。例えば、すべてのプログラムで動作するわけではありませんし、メニューバーの右側にある便利なメニュー(メニューエクストラ)がセカンドディスプレイに表示されないこともあります。そのため、セカンドディスプレイにメニューを表示させるには、プログラムを一度切り替えてから再度起動し直す必要がある場合もありました。また、現時点ではドキュメントもないため、好みの動作を見つけるには、いくつかの設定やオプションを試してみる必要があります。とはいえ、両方のディスプレイにメニューバーを表示する方法を探しているなら、SecondBarは有望な選択肢と言えるでしょう。

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