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MacBook Air: 薄型旅行者

[編集者注: 以下の記事は、「どの Mac があなたにぴったりですか?」シリーズの一部です。 ]

Appleという企業は、まるで狂気じみたほどに、可能な限り小さな製品を作ることに熱心に取り組んでいるように見える。ボタンのないiPod shuffle。超薄型のiPod touch。前世代よりも厚く重いApple製品?想像もできない。

写真:ピーター・ベランジェ

この哲学は概ね同社にとってプラスに働いてきたものの、ノートパソコンとなると、超軽量製品が常にカルト的な人気を誇ってきた。12インチのPowerBookとiBookにはファンがいた。私もその一人で、あまりにも小さかったので、遅くて機能が制限されたMacでも喜んで使っていた。

これを読んでいただければ、私が同じようにMacBook Airの支持者であることに驚きはないでしょう。最初の数台には欠陥がありましたが、発売以来ほぼ毎日使っています。しかし、2010年10月、MacBook Airはついに成熟期を迎えました。

11インチのAirは、現在購入できるMacノートパソコンの中で最も小型です。すべてのAirは高解像度の画面とフルサイズキーボードを搭載しながらも、非常に薄く、重さは3ポンド(約1.3kg)未満です。さらに、内蔵フラッシュストレージを搭載しているため、静音性と堅牢性も兼ね備えています。(10年間毎日ノートパソコンを背負っていた私にとって、バックパックの重量は軽ければ軽いほど良いのです。)

Airは最新かつ最速のIntelプロセッサを搭載しているわけではありません。しかし、プロセッサ速度の不足は、フラッシュストレージとグラフィックプロセッサの速度によってある程度補われています。実際、Macシステムの速度を最大限に活用している人は多くありません。Webブラウジング、メール、ワープロといった、コンピュータで最も頻繁に行う3つの作業だけであれば、Airは特に問題ないでしょう。実際、最先端の3Dゲームをプレイしたり、大量のHDビデオを編集したりしない限り、Airは十分に持ちこたえられるでしょう。

コンピューターの性能にこだわる人は鼻で笑うだろう。まあいいだろう。私は重いノートパソコンより、小さくて軽いノートパソコンを選ぶよ。

[ Jason Snell は Macworld の編集ディレクターです。 ]