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Google Earthをもう一度試してみる

Google Earth についての記事は長くなりすぎて、ブログ記事の最後まで読んでも地球を一周できてしまうほど長くなってしまったので、この 3D マッピングソフトウェアのもう 2 つの機能、つまり地図のメール送信と印刷について触れる前にまとめておきます。これらの機能はどちらも   Google Earth の評価には影響しませんが、重要なので簡単に触れておきたいと思います。

まず、メール機能です。Google Earthの地図を誰かに送信したい場合、ナビゲーションエリアのメールアイコンをクリックするか、Command+Eキーを押すと、衛星画像か地図全体のどちらかを送信できます。前者はJPEG形式でメールに添付され、後者は他のGoogle EarthユーザーだけがアクセスできるKMZファイルとして添付されます。KMZファイルを開くと、Google Earthがその場所にズームインし、「一時保存場所」フォルダに追加されます。(Google EarthをインストールせずにKMZファイルを開こうとするとどうなるでしょうか?基本的に何も起こりません。)

Google Earthのメール機能は、プログラム自体に少し手を加えただけで、私の環境では全く問題なく動作しました。Google Earthのデフォルトのメール設定はOS X 10.4に内蔵されたメールクライアントなので、これはこれで問題ありません。ただし、私のようにメール以外のメールクライアント(私の場合はMicrosoft Entourage)を使っている場合は別です。

幸いなことに、Entourageユーザーは、自宅の素敵な衛星写真を友人や家族にメールで送るためだけに、普段は使わないメールクライアントを設定する手間をかける必要はありません。その代わりに、The Entourage User's WebLog のおかげで、Google Earth で Entourage を使うための回避策があります。(ヒントを得るには、ここをクリックしてページをスクロールダウンし、「Hacking Google Earth」という見出しまで進んでください。)Google Earth の既存の emailplacemark.scpt を、Entourage を使うように強制するファイルに置き換えたところ、あっという間に地図を友人にメールで送れるようになりました。

(このブログ記事を校正していたところ、Google Earth のアップデートで Entourage を使えるようにする設定が追加されたという知らせが入りました。Web の世界はめまぐるしく変化しますね。)

地図の印刷に関しては、Google EarthではCommand+Pを押すだけで「クイック印刷」のスクリーンキャプチャと「中」の1,000ピクセル表示の2つのオプションが表示されます。Macworld読者のPN氏をはじめとする一部のユーザーから、 印刷 に関する問題が報告されています。

ページ設定メニューではなく、表示/表示サイズ/印刷/8.5×11 横長を選択しても、横長印刷ができませんでした。さらに、「中」解像度で印刷をレンダリングするのに時間がかかった後、印刷ダイアログボックスから「PDFとして保存」しようとしたところ、プログラムがクラッシュしました。再度レンダリングされるのを待っても、「PSとして保存」オプションが見つかりませんでした。その後、Adobe PDFプリンターで印刷しようとしましたが、またクラッシュしました。最終的に、「印刷プレビュー」の「名前を付けて保存」コマンドを使って、地図の電子コピーを保存することができました。非常に型破りな方法で、まだバグが残っています。
Google Earth の印刷可能なビュー

いくつか異なる印刷方法を試してみましたが、PNさんと同じように「PDFとして保存」を試した時にクラッシュが発生しました。他の印刷物は期待通りに仕上がりました。私が使っているプリンターが世界で最も高性能なプリンターではないことは承知しています。白黒文書には最適ですが、衛星画像の鮮明な複製を作成することを目的としたものではないからです。そのため、出力結果にはそれほど感銘を受けませんでした。また、このような印刷物を何に使うのかもよく分かりませんが、きっと読者の中には地図製作者やグラフィックアーティストがいて、私の考えを正してくれるでしょう。

印刷機能 で特に便利だと感じ たのは、Google EarthとGoogleのウェブベースマップの連携機能です。例えばサンディエゴという都市を検索し、その都市内の何か(例えばサンディエゴ動物園)を検索します。すると、Google Earthの左側のペインに「印刷可能な表示」オプションが表示されます。これをクリックすると、デフォルトのブラウザが適切なオンラインGoogleマップ(左図参照)にジャンプします。これは、運転中に使える地図を印刷するのに便利な機能です。

ああ、もう一つ。Google EarthはPowerPCネイティブアプリケーションですが、IntelベースのMacでも問題なく動作します。オフィスにある17インチiMac(Core Duo/1.83GHz)の1台で試してみましたが、問題なく使えました。さらに重要なのは、PowerBook G4と比べてもパフォーマンスに目立った遅れは全く感じられなかったことです。