
Lion (Mac OS X 10.7) で導入された、それほど魅力的ではないけれども非常に便利な機能の 1 つが Lion Recovery です。Lion Recovery では、Lion インストーラーがハード ドライブ上に小さな非表示の起動可能なパーティションを作成し、ドライブを修復したり、問題がある場合にも Lion を再インストールしたりすることができます。
しかし、Lion Recoveryには「インターネットリカバリ」と呼ばれる特別なバージョンがあり、適切なファームウェアを搭載したMac(本来は2011年半ば以降にリリースされたすべてのMac)で、Appleのサーバーからインターネット経由でネットブートすることで、Lion Recoveryと同じ機能を利用できます。インターネットリカバリは、コンピュータのハードドライブが破損または紛失している場合でも機能します。
インターネットリカバリは便利な機能です。幸いなことに、Appleは一連のファームウェアアップデートを通じて、一部の旧型Macにもこの機能を拡張してきました。昨年秋には、2011年初頭のMacBook ProとiMacモデルにこの機能が追加され、数週間前には2010年中期の13インチMacBook Pro、MacBook、Mac miniモデルにも同様のファームウェアアップデートが配信されました。火曜日には、Appleは他の2010年モデルのMac向けにEFIファームウェアアップデートをリリースしました。これらのアップデートにより、それぞれのMacモデルにインターネットリカバリが追加されます。
- MacBook Air EFI ファームウェア アップデート 2.3(2010 年後期 MacBook Air モデル用)(2.98 MB)
- MacBook Pro EFI ファームウェア アップデート 2.6(2010 年初頭 MacBook Pro モデル用)(3.18 MB)
- iMac EFI アップデート 1.8(2010 年中期 iMac モデル用)(3.02 MB)
Appleのサポート文書によると、MacBook Airのファームウェアアップデートでは、「ディープスリープから復帰した直後に電源ボタンを押すとシステムが再起動する可能性がある問題も修正されています」。
もちろん、これらのアップデートはLionに関係するため、お使いのMacにLionがインストールされている必要があります。具体的には、Appleはアップデートのシステム要件としてMac OS X 10.7.3以降を推奨しています。ファームウェアアップデートを実行する前に、必ずデータのバックアップを行ってください。