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M1 Macで問題が発生しても、慌ててAppleに連絡する必要はありません。Intel Macと同様に、「macOS Recovery」というモードがあり、Macの緊急メンテナンスを実行できます。ただし、Apple Silicon Macでは手順が異なるため、従来のキー操作は機能しません。
Intel Macでは、起動時にキーボードのCommand + Rキーを長押しすることでリカバリモードに入ることができたことを覚えているかもしれません。M1 Macでの操作方法は以下の通りです。
- Macの電源を切ります。電源を入れ直すときは、電源ボタンを押し、Macが起動するまで押し続けます。
- 画面には、Macに接続されている起動可能なストレージデバイスのアイコンと「オプション」アイコンが表示されます。「オプション」を選択し、「続ける」をクリックします。これでMacがリカバリモードになります。
- プロンプトが表示されたら、Mac の管理者パスワードを入力します。
次に「リカバリ」画面に移動し、アプリの選択や特定のメンテナンスタスクを実行できます。また、必要に応じてmacOSの再インストールやディスクメンテナンスを実行することもできます。
フォールバックリカバリOS
それでもうまくいかない場合、M1 MacにはAppleが「フォールバックリカバリOS」と呼ぶ2つ目のリカバリモードがあります。その名の通り、これは通常のmacOSリカバリモードが機能しない場合に使用できる別のリカバリモードです。
FallbackリカバリOSを起動するには、電源ボタンを2回押し、Macの起動中に押し続けます。Appleのプラットフォームセキュリティに関するドキュメントによると、Fallbackは「回復力のために保持されるリカバリOSの2つ目のコピー」です。Recoveryと同じオプションが提供されますが、通常のmacOS Recoveryでは可能なシステムセキュリティ状態の変更はできません。
著者: ロマン・ロヨラ、Macworld シニアエディター
ロマンはMacworldのシニアエディターで、30年以上にわたりテクノロジー業界を取材し、MacをはじめとするAppleエコシステム製品を中心に活躍しています。Macworld Podcastのホストも務めています。彼のキャリアはMacUserで始まり、Apple認定修理技術者(当時はAppleがそのような制度を設けていた)として認定されました。MacAddict、MacLife、TechTVでも活躍しています。