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翼のある生き物の撮影
この珍しい蛾を撮影するには、まずその餌となるものを追跡する必要がありました。

韓国の済州島でハイキングをしていた時、多くの人がマイマイガと呼ぶ蛾に魅了されました。最初は巨大な蝶のように見えましたが、よく見ると、確かに珍しい蛾であることがわかりました。

問題は、彼らが常に動き回っていて写真を撮るのが難しかったことです。一番のチャンスは、彼らが餌を食べている場所を見つけることだと考えました。もしかしたら、写真が撮れるくらいの間、じっと動かずにいてくれる人がいるかもしれません。人里離れた道を少し歩くと、大きなアザミの群落を見つけました。そして、そこにはお腹を空かせた蛾がたくさんいました。

キヤノン70-200mm f/4 LズームレンズをRebel T1iに取り付けました。T1iはクロップセンサーを搭載しているため、実効焦点距離は320mmでした。背景を柔らかくするために絞りをやや開き、動きを止めるためにシャッタースピードを比較的速く設定しました。十分な光量があったため、シャッタースピードは1/350秒、f/5.6、ISO感度は200に設定しました。

撮影時は、カメラのプログラムシフト機能を使って設定を選択することが多いです。モードダイヤルをプログラムモードに設定した状態で、メインダイヤル(シャッターボタンのすぐ上)を回すだけで、状況に最適な絞りとシャッタースピードの組み合わせを選択できます。メインダイヤルを回している間、ファインダーを通して被写体に視線を集中させることができるため、モードを変更するよりもはるかに迅速です。

一匹の蛾が興味を持っているような花の群れを見つけ、その場所にピントを合わせて待ちました。数分後、被写体は餌を食べるために着陸したので、連写モードで連写しました。この写真で気に入っている点の一つは、左から2匹目の蛾が飛んできているところです。(すぐに分かりましたが、彼は単に餌を食べるだけでなく、もっと恋愛的な野望を抱いていたのです。)

RAWファイルはAppleのApertureで処理しました。トリミング、背景のグリーンのトーンダウン、そして「定義」と「エッジシャープニング」ツールを使ったアクセントの追加などです。その後、Adobe Photoshop CS4で仕上げの調整を行いました。例えば、不要な明るい部分をクローンで除去し、画像をダウンサンプリングし、「スマートシャープニング」ツールで仕上げました。

[シニア コントリビューターでありプロの写真家でもある Derrick Story 氏は、Lynda.com で iPhoto を教えており、The Digital Story で仮想カメラ クラブを運営しています。]

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