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iPad版Photoshop Touchのレビュー

概要

専門家の評価

長所

  • 革新的なタッチインターフェース
  • 使い慣れたツールセット
  • ラフアウトに最適

短所

  • レイヤーマスクなし
  • ビットマップ型
  • 画像のサイズには制限があります

私たちの評決

Photoshop Touchは初心者にとって比較的習得しやすく、Photoshopユーザーも1時間ほど操作すればインターフェースに慣れるでしょう。Photoshopの代替となるわけではありませんが、画像のクリーンアップやプロジェクトのモックアップ作成といった作業には十分であり、画像編集用iPadアプリの中でも上位にランクインするでしょう。

タブレット向けPhotoshopアプリが、昨年末のAndroid版リリースに続き、iPadでも利用可能になりました。豊富な写真編集機能に加え、写真を使ったイラストやグラフィックプロジェクトのコンセプトを自由に試すことができます。

Photoshop Touchには、タッチ操作に対応したPhotoshopの使い慣れた機能が多数搭載されています。例えば、トーンカーブ調整を適用する場合は、指でカーブラインをドラッグして希望するトーン範囲を調整できます。レイヤーに関しては、不透明度の変更、下のレイヤーとの結合、画像の統合、そして下のレイヤーの色を使用して現在のレイヤーの色を変更する「カラーマッチ」機能を試すことができます。レイヤーはレイヤースタック内で上下にドラッグでき、タップして表示/非表示を切り替えることができます。また、最も一般的なブレンドモードも利用できます。

その他の機能としては、いくつかのフィルターと、ペイントブラシ、クローンスタンプ、スポット修復ブラシなどの基本ツールがあります。新しいツールの一つである「落書き選択」は、背景から被写体を抽出します。「保持」または「削除」オプションを選択し、選択範囲とする画像領域をペイントするだけで、ツールが残りの作業を行います。 

Photoshop Touchには多くの利点がありますが、レイヤーマスクや調整レイヤーがないこと、画像に追加した文字がすべてラスタライズされることなど、いくつか残念な点もあります。さらに、画像サイズは1,600 x 1,600ピクセルに制限されており、アプリは横向きでしか動作しません。

PhotoshopがiPadに登場

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