概要
専門家の評価
長所
- 使いやすい
- 驚異的な3D効果
短所
- テキスト機能の制限
私たちの評決
本日のベストプライス: Charts Pro
数値グラフをプレゼンテーションする際、視覚的な効果は内容と同じくらい重要になることがあります。Adrenaline Software の OpenDoc ベースの Numbers & Charts として誕生した Charts Pro 1.0 を使えば、ありふれた売上データでさえも、魅力的なプレゼンテーションに変えることができます。
OpenDocを必要としなくなったCharts Proは、その機能とは裏腹に、論理的ですっきりとしたインターフェースを備え、プログラムの操作をシンプルにしています。Charts Proには前身にあったスプレッドシート機能は統合されていませんが、データのインポートは簡単です。クリップボードからデータを貼り付けたり、テキストファイルから読み込んだり、他のアプリケーションからドラッグ&ドロップしたりできます。Charts Proは、3つの基本カラースキームのいずれかを使用して、データを瞬時に棒グラフに変換します。ただし、デフォルトの棒グラフに限定されるわけではありません。折れ線グラフ、円グラフ、3D面グラフなど、22種類の追加スタイルから選択できます。
このプログラムはAdobe Photoshop、PICT、JPEGなど、多くの一般的な画像ファイル形式をサポートしているため、グラフの主要なグラフィック要素に色、テクスチャ、画像などを適用できます。さらにインパクトを与えるには、データマーカーを3DMF形式の3Dオブジェクトに置き換えることができます。また、十分なRAMを搭載している場合は、データマーカーにQuickTimeムービーを適用することで、ダイナミックなプレゼンテーションを作成できます。
Charts Pro には、3D デザインアプリケーションに期待される数々のツールが搭載されています。チャートを回転、ズーム、移動できるほか、位置や視野を指定することも可能です。5 つの外部光源により、無限のバリエーションでドラマチックな効果を生み出すことができます。QuickDraw 3D アクセラレータカードをインストールすれば、変更内容が即座に反映されます。作業が完了したら、レンダリングして様々な形式でエクスポートできます。チャートを x、y、z 軸で回転させ、回転するチャートを QuickTime ムービーとして保存することで、アニメーション化することも可能です。Charts Pro は、チャートを自動生成するための AppleScript コマンドも豊富にサポートしています。
Charts Proは、これほどのグラフィック機能を備えたアプリケーションとしては、テキスト処理能力が限られています。例えば、テキストを回転させること自体は可能ですが、90度単位に限られ、テキストアニメーションなどの特殊効果は用意されていません。プログラムで問題が発生した場合は、豊富な図解入りのドキュメントが役立つヒントを提供してくれます。
1999年2月号 60ページ
本日のベストプライス: Charts Pro