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ソニーが小型でスタイリッシュなレンズ交換式コンセプトカメラを発表

ソニーはPMA 2010において、APS-Cサイズ(24mm×16mm)センサーを搭載したコンパクトなレンズ交換式カメラのコンセプトモデルを発表しました。今後発売されるカメラは、同社のデジタル一眼レフシリーズと同じ「α」ブランドで展開され、今年後半に発売予定です。

ソニーの発表のスライドショーと新しいカメラの初公開をご覧ください。

発表会では完成品に関する詳細はほとんど公開されませんでしたが、ソニーの新型Exmor APS HD CMOSセンサーを搭載し、1080pの高精細動画をAVCHD形式で撮影できることは分かっています。ソニーの新型コンパクトカメラの価格や発売時期、レンズの互換性などの詳細は発表されていません。

ソニーによると、このカメラはよりコンパクトな筐体で一眼レフ並みの画質を実現するよう設計されているとのことだ。今年初めのCESで発表されたサムスン製のNX10もAPS-Cサイズのセンサーを搭載しているが、本日公開されたソニーの試作機はそれよりもはるかに小型に見える。

コンセプトモデルは、シルバー、レッド、ブルーの3色のスタイリッシュなカメラボディで展示されました。

NX10や、オリンパスとパナソニックが製造するマイクロフォーサーズシステムカメラと同様に、ソニーのコンセプトカメラには、従来のデジタル一眼レフカメラに見られる内蔵ミラーボックスがありません。これにより、カメラはデジタル一眼レフよりもはるかにコンパクトになりますが、レンズを通して見る光学ファインダーは搭載されていません。ソニーのコンセプトカメラは、カメラ背面に大型の液晶ディスプレイを搭載しており、これが唯一のファインダーとなっています。

ソニーには、ワンタッチスイープパノラマモード、手持ちトワイライトモード(最大6枚の画像をブレンドしてノイズのない低光量画像を作成する)、高度なシーン認識モード(フラッシュありとなしで2枚の写真を連続して撮影する)など、このモデルを魅力的な選択肢にする独自のカメラ内機能がいくつかあります。

ソニーの新しいコンパクトレンズ交換式カメラについては、詳細が分かり次第、改めてお知らせいたします。それまでの間、アナハイムで開催されるPMA 2010ショーのカメラ関連ニュースにご期待ください。

(写真:ヘザー・ケリー、マックワールド)