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iPhoneでLGBTQ+のSiri音声を利用する方法

シリ iPhone

画像: Apple

Appleは今週、iOS 15.4とiPadOS 15.4をリリースしました。マスク着用でのFace ID、タップして支払い、新しい絵文字、iPadのユニバーサルコントロールなど、注目すべき新機能が満載です。しかし、それと同じくらい重要な小さな変更点があります。それは、新しいSiriの音声です。

iOS 15.4ベータ4の一部としてリリースされた新しい音声は、シンプルに「アメリカ(Voice 5)」と名付けられています。しかし、実際に聞いてみると、やや中性的な印象で、明確に男性か女性かを特定するのが難しいことに気づくでしょう。Appleは多様性の推進の一環として、新しいSiriの音声録音に「LGBTQ+コミュニティのメンバー」を起用したとAxiosに語りました。新しい音声はこんな感じです。

新しいアメリカ英語の音声が他の言語にも導入されるかどうかは不明です。Appleはアメリカ英語の音声を5つ提供しており、他の言語ではわずか2つしか提供していません。

Appleは声明で、「英語話者向けに新しいSiriの音声を導入できることを大変嬉しく思います。これにより、ユーザーは自分に合った音声を選べる選択肢が広がります。世界中の何百万人もの人々が日々の業務にSiriを頼りにしています。そのため、私たちはSiriの体験を可能な限りパーソナライズしたものにするよう努めています。」と述べています。

Appleは昨年、iOS 14.5でデフォルトの女性音声を削除し、黒人俳優による録音を含む3つの新しい音声を追加しました。当時、Appleはこれらの音声オプションについて、「多様性と包括性、そして私たちが住む世界の多様性をより良く反映するように設計された製品とサービスへの長年の取り組みの継続」であると説明しました。

Siriが質問に応答する際の音声を変更するには、設定アプリを開き、「Siriと検索」 > 「Siriの声」でお好みの音声を選択してください。Mac(「システム環境設定」> 「Siri」)またはApple Watch(「設定」> 「Siri 」)でも新しい音声を選択できます。

著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長

マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。