AppleはiOS 18で、GoogleがサポートするRCS(Rich Communication Services)メッセージ規格のサポートを追加しました。RCSは、携帯電話業界が、OSを問わず利用可能な高度なメディア機能などのメッセージング機能を追加するために開発されました。Googleは約5年前にAndroidにRCSを採用しており、Android 5(Lollipop、2014年)以降を搭載したほとんどのスマートフォンで利用できます。この規格を利用するには通信事業者のアップグレードが必要ですが、ほぼすべての通信事業者がアップグレード済みです。
iPhoneでRCSを有効にすると、Androidユーザーは、これまでAndroid同士(RCS経由)またはApple同士(iMessage経由)に限定されていたメッセージ情報やフォーマットの送受信が可能になります。これには、受信者がメッセージを閲覧したことを示す既読通知(受信者がメッセージ閲覧オプションを有効にしている場合)、絵文字による返信、非常に長いメッセージ、音声メッセージなどが含まれます。(iMessageはメッセージアプリの会話で青い吹き出しとして表示され、Apple製ハードウェアを使用しているユーザー間でのみ機能します。SMS、MMS、RCSメッセージは緑の吹き出しとして表示されます。)
iPhone 18では、 「設定」 > 「アプリ」 > 「メッセージ」 > 「RCSメッセージ」からRCSを有効または無効にできます。RCSを無効にしてもAndroidユーザーとのコミュニケーションは可能ですが、iPhoneはSMSまたはMMS経由でのやり取りに戻ります。

RCS をオプトインまたはオプトアウトするには、[設定] > [アプリ] > [メッセージ] にアクセスします。
鋳造所
Apple版のRCSは、グループテキストメッセージにはまだ対応していません。また、Android同士のRCSで利用可能なエンドツーエンドの暗号化も備えておらず、iMessageでは必須となっています。iPhoneからAndroidへのメッセージは、安全なWeb接続を経由しているかのように送信されます。つまり、送信側と受信側のデバイスだけでなく、両方のサーバーで暗号化・復号化されます。Appleが利用できる暗号化規格の策定に向けた業界の取り組みが進行中です。
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著者: Glenn Fleishman、Macworld 寄稿者
グレン・フライシュマンの最新著書には、『Take Control of iOS and iPadOS Privacy and Security』、『Take Control of Calendar and Reminders』、『Take Control of Securing Your Mac』があります。余暇には、印刷とタイポグラフィの歴史に関する執筆活動も行っています。Macworldのシニア寄稿者で、Mac 911を執筆しています。