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IDC:第3四半期のタブレット売上は期待外れ、ホリデーシーズンは好調と予想

市場調査会社IDCによると、第3四半期のタブレット販売台数は1,810万台で予想を若干下回ったが、年内残りの期間の需要は予想を上回り、市場を押し上げるだろうという。

IDCのアナリストは、7月から9月にかけて販売チャネルへのタブレット出荷台数を合計1,920万台と予想していました。IDCによると、販売台数はこの数字には届かなかったものの、前期比約24%増、前年同期比では260%以上増加しました。

しかし、アマゾンのKindle Fireやバーンズ・アンド・ノーブルのNook Tabletなどの製品の登場により、IDCは第4四半期に強い需要があると予測し、通年の全世界出荷台数予測を以前の予測の6,250万台から6,330万台に引き上げた。

IDCによれば、Kindle FireとNookもAndroidの普及を後押しし、市場シェアを32.4%から約40%に拡大するだろう。

シェア拡大はAppleのiPadのシェア低下によるもので、iPadのシェアは59%に低下する見込みです。Android陣営にとって、Hewlett-Packard(HP)の撤退も追い風となっています。HPはwebOSをオープンソース・プラットフォーム化する計画を進めていますが、IDCはwebOSがメディアタブレット市場に有意義な形で再参入するとは考えていません。

市場シェアは低下しているものの、Appleは依然として圧倒的な差をつけて最大のタブレットベンダーです。同社は第3四半期に1,110万台のiPadを出荷し、市場シェアは61.5%に達しました。

アップルのモバイル機器のライバルであるサムスンは、約100万台を販売し、第2位と5.6%の市場シェアを獲得するのに十分な数だった。

HPは90万3000台を販売し、市場シェア5%で第3位となった。

上位5位には、805,000台を出荷して4.5%の市場シェアで第4位を獲得したBarnes & Nobleと、4%のシェアを獲得したAsusが入った。

タブレット専用アプリの増加、iPadの次期バージョン、そして主要新興市場における実店舗の拡大は、Appleがトップの座を維持する上で有利に働くでしょう。しかし、価格の低下とOSの改良は、Androidもより大きな市場シェアを獲得するのに役立つでしょう。

免責事項: IDC は、IDG News Service および Macworld と同じ親会社によって所有されています。