
先週のエキスポ展示フロアでずっと流れていた噂の一つは、ジョブズ氏が基調講演中にステージにパラシュートで降りてきて、自分が健康であることを証明しようとするという噂の他に、アップルが来年のマックワールドを中止し、同じく先週開催されたラスベガスのコンシューマー・エレクトロニクス・ショーに出演するというものだ。
さらに火に油を注ぐように、CESを運営する全米家電協会(CES)から、2010年のCESに「Apple関連のCE(消費者向け電子機器)メーカー」に焦点を当てたエリアを設ける計画だというニュースが飛び込んできた。Appleはいつもの通り、このイベントへの参加の有無をはじめ、その他多くの質問に対しコメントを控えた。
私の意見を聞きたいですか?いや、無理です。これは私のブログ記事ですから。AppleがMacworld Expoから撤退した理由、つまり店舗やウェブを通してより多くの人々にリーチできるという理由を信じるなら、高額な見本市を別の見本市に、それも遠く離れた場所(クパチーノからラスベガスへの移動はクパチーノからサンフランシスコへの移動よりも間違いなく高額です)に、しかも年末という不運な時期に開催するというのは、全く理にかなっていません。CESも報道関係者や業界関係者向けのイベントで、一般公開されていません。Appleは指を鳴らすだけで記者団を動員できる能力を既に証明しているので、CESでそれほど多くの報道が得られるとは考えにくいでしょう。
最も重要なのは、AppleがApple関連製品のゲットーに喜んで参加するとは思えないということです。同社は常に小さな池の大きな魚でいることに満足してきました。いや、むしろこれは、AppleがMacworld 2010に参加しないことで、参加を辞退するかもしれないベンダーをCESが獲得しようとする試みであるように私には思えます。
だから「デタラメ」って言うんだ。確かに間違っている可能性もあるけど、AppleがCESに行くよりもMacworldに戻ってくる可能性が高いと思う。もちろん、ジョブズが煙の中から現れてトニー・ベネットとデュエットしてくれるのを心底期待していたから、何が分かるっていうの?