Articles を使用すると、iPhone または iPod touch で Wikipedia にアクセスして読むことができます。(開発元の Sophiestication Software は iPad 用に別のバージョンの Articles も提供しています。) この 3 ドルの iPhone アプリでは豊富な情報にアクセスできますが、小さな注意点が 1 つあります。それは、情報にアクセスするまでに時間がかかることです。

Articles はポケットサイズの Wikipedia だとお考えください。Wikipedia は馴染みのあるものです。ある意味、Articles も馴染みのあるものに感じるでしょう。このアプリは、iPhone の Safari ブラウザと同じナビゲーションコントロールを採用しています。Articles には、画面上部に検索バー、画面下部にナビゲーション矢印、そして複数のページを同時に開いたままにできる「新規タブ」システムが備わっています。
興味深い記事を見つけたら、ブックマークしてフォルダに追加し、後で読むことができます。また、ボタンをタップするだけで写真をiPhoneに直接保存することもできます。Articlesは、以前に閲覧した記事のコピーを履歴フォルダに保存しているので、オフラインでも簡単に閲覧できます。ただし、新しい記事を閲覧するには、ネットワーク接続が必要ですのでご注意ください。
新しい読み物をお探しなら、Articles がぴったりです。アプリには、ランダムにWikipediaの項目を表示する「Surprise Me」ボタンと、iPhoneの位置情報認識機能に基づいて場所の項目を表示する「Nearby」ボタンがあります。
欠点は?読み込み時間が比較的遅いことです。記事をテストしたところ、ほとんどの記事の読み込み時間は6秒から14秒でした。記事の長さや画像の有無は読み込み時間に大きな変化は見られませんでした。6秒から14秒なら大した遅延ではないように思えるかもしれませんが、iPhoneで1年以上使っているWikipanionの無料版と比べると、かなり遅いと感じました。
Articles を使えば、モバイル端末からWikipediaにアクセスできます。便利で使い勝手も良いですが、iPhoneにはより高速な専用Wikipediaアプリもあります。
[ブレンダン・ウィルハイドはMacworldの寄稿者です。TwitterのSportsin140.comでは、アスリートやスポーツ業界について記事を書いています。 ]