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iPhone 3G、ハッカーによるロック解除に成功


昨年7月のiPhone 3G発売から5ヶ月、ついにハッカーチームがデバイスのソフトウェアを改変し、AT&T以外のネットワークでも使えるようにロック解除する方法を編み出しました。もちろん、そのチームとは悪名高いiPhone Dev-Teamで、最近ではiPhoneをハッキングしてLinuxを動作させたことでも知られています。
ロック解除ハックはまだ公開されていませんが、開発チームは12月31日にリリースする予定です。このハックを使用するには、iPhone 3Gのベースバンド(iPhoneの携帯電話部分を制御するソフトウェア)バージョンが2.11.07以前で、かつジェイルブレイク済みである必要があります。開発チームは、このハックをほとんどのエンドユーザーが実行できるスタンドアロンのソフトウェアプログラムとしてリリースする予定です。
2007年に初代iPhoneが発売された際、ハッカーとAppleはiPhoneのロック解除をめぐって激しい攻防を繰り広げ、Appleはその後のソフトウェアアップデートで度々新たな障害を仕掛けてきました。今回も同様の事態が起こらないとは考えにくいでしょう。Appleが次のソフトウェアアップデートをリリースするまでにどれくらいの時間がかかるかは誰にも分かりませんが、昨年の状況から判断すると、ハッカーたちは今後もAppleのブロックを突破する方法を見つけ続けるでしょう。
もちろん、少し余分にお金を払う気がある人は、台湾などから正規にロック解除された携帯電話を輸入することもできます。
[Engadget経由]