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EyeTVのアップデートがApp Storeに登場

EyeTV iPhoneアプリの騒動は、今週末のバルーンボーイ騒動に劣らず全米を熱狂させたが、ついに終焉を迎えた。バージョン1.0.1がApp Storeに登場し、ユーザー、特にAT&Tは、3G接続で生放送や録画番組を誤って視聴してしまうという事態から解放された。

iPhone用EyeTV

先週末のニュースでご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、EyeTVの開発元であるElgato Systemsは土曜日、EyeTVデスクトップソフトウェアと連携してWi-Fi経由でiPhoneまたはiPod touchにテレビをストリーミングするモバイルアプリがApp Storeから消えたと発表しました。開発者は、アプリのバージョン1.0に、3Gネットワ​​ーク経由でテレビをストリーミング視聴できるコードをうっかり残していたのです。これはAT&Tにとって好ましくない行為です。

混乱に拍車をかけたのは、日曜日にアプリがバージョン1.0のまま再登場したことだ。エルガトは、問題のコードを削除したアップデートをアップルに提出したと発表した。

このアップデートは現在App Storeから入手可能で、AT&Tの不満を解消するだけではありません。Elgatoのリリースノートによると、EyeTV 1.0.1では、ライブTVモードを終了しても音声が再生され続ける問題が修正されています。iPhone 3.1.2ユーザー向けには、ズームやチャンネル変更後に発生していたクラッシュも修正されています。EyeTVソフトウェアはDVBおよびATSCの番組ガイドに対応し、その他全般的な安定性とパフォーマンスの向上も図られています。

この騒動は解決し、残る問題はAT&Tに関わるものだけになりました。つまり、同社が今後もサードパーティ製アプリによる自社の携帯電話ネットワーク経由の動画ストリーミングをブロックし続けるかどうかです。AT&Tが自社ネットワーク経由でのライブ動画配信を望まないのには理由があります。SlingPlayer Mobileの場合、同社は動画ストリーミングがネットワーク容量を過度に消費し、他のユーザーに混雑を引き起こすことを懸念していると述べています。Slingboxの他のモバイルプラットフォーム向けアプリの一部が3Gでも問題なく動作することは、この主張をわずかに弱めるに過ぎません。

AT&Tは、携帯電話ネットワークにおけるVoIPに関して、当初は抵抗していたものの、Skypeなどのインターネット電話アプリケーションによる3G通話を許可するという方針を既に転換しました。3G経由のビデオ通話についても、方針を転換する可能性はあるでしょうか?