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マイクロソフトはそれほど派手ではない


マイクロソフトを嫌う理由がまた必要だったとは思えない。というのも、3月の初めにレドモンドの人たちが、Windowsのライセンスに関する簡単なクイズに答えた人に無料のフラッシュドライブをプレゼントすると言っていたからだ。ドライブにはマイクロソフトのライセンスに関するたくさんの情報が入っていた。「フラッシュドライブは使えるし、無料なら払える金額もそれなりにあるし」と思った。それに、そろそろマイクロソフトから何かを得る時期だと思った。
結局、あまり良くなかった。このファウスト的な取引の私の側は果たしたのに、ゲイツとその仲間たちは約束を果たせなかった。具体的には?フラッシュドライブがもらえなかったのだ。さらに彼らの不手際を補うように、フラッシュドライブがもらえないという通知メールが迷惑メールボックスに入ってしまった。つまり、レドモンドが私を騙そうとしていたことに、私は気づかなかったかもしれないのだ。
彼らの言い訳?需要>供給。単純なミクロ経済学だと言う人もいるかもしれない。それでも、フラッシュドライブを使わない私の生活には何も役に立たない。Microsoftからのメールでは、ライセンスプログラムに関する参考ファイルをウェブサイトからダウンロードするように勧められているのだが、どういうわけか、今となっては興味が薄れている。一体どういうことだろう。
ええ、フラッシュドライブを買ってもいいですよ。でも、守れない約束はしないのが鉄則です。世界有数の収益性の高い企業なのに、フラッシュドライブをもう少し買う余裕がない? いいですよ。でも、ソフトウェアを買うなんて期待しないでください。たとえライセンス契約のことを全部知っていたとしても。