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AirPlayがすべてのデバイスで動作しない理由

AirPlayオーディオアイコン

画像: Apple

AppleがAirPlayオーディオ/ビデオストリーミングプロトコルを独自にアップグレードしたAirPlay 2では、音楽やポッドキャストなどのオーディオ再生やストリーミングビデオを聴きながら、複数のオーディオ出力先を選択できるようになりました。しかし、iOS、iPadOS、macOS、tvOSのAirPlay選択ダイアログで複数のデバイスを選択できないという問題が報告されています。一体何が原因なのでしょうか?

AirPlay 2では、選択したすべてのデバイスがAirPlay 2の配信先でなければなりません。つまり、最新の状態にアップデートされ、互換性がある必要があります。対象となるデバイスは非常に多くあります。AppleはAirPlay 2認定のレシーバー、スピーカー、テレビのリストを提供しています。テレビのスピーカーとレシーバーに音声をルーティングしたり、ある部屋にHomePodを2台、別の部屋にリモートスピーカーを設置したり、あるいはMacBook Airを別の部屋に設置したりすることも可能です。

ただし、別のオーディオ出力先を選択できない場合があります。これは互換性の問題です。

  • オリジナルの AirPlay 対応出力デバイスを選択した場合、AirPlay 2 の出力先を選択することはできません。
  • AirPlay 2 の出力先を選択した場合、オリジナルフレーバーの AirPlay オーディオ出力デバイスを選択することはできません。

私の自宅のネットワークでもこの現象が見られます。数年前のヤマハのレシーバーは今でも問題なく動作しますが、AirPlay の送信先ファームウェアがアップグレード不可能な状態で組み込まれています。この問題を解決するには、レシーバーをアップグレードする必要があります。

左側では、macOS の最新バージョンでは AirPlay 2 がサポートされているため、AirPlay では Mac mini を選択した後に複数の出力先を選択できます。右側では、ヤマハ レシーバーを選択すると、レシーバーがオリジナルの AirPlay のみをサポートしているため、1 つの出力先しか選択できません。

この Mac 911 の記事は、Macworld の読者 Joey から寄せられた質問に対する回答です。

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著者: Glenn Fleishman、Macworld 寄稿者

グレン・フライシュマンの最新著書には、『Take Control of iOS and iPadOS Privacy and Security』、『Take Control of Calendar and Reminders』、『Take Control of Securing Your Mac』などがあります。余暇には、印刷とタイポグラフィの歴史に関する執筆活動も行っています。Macworldのシニア寄稿者で、Mac 911を執筆しています。