Appleが生産性向上スイート「iWork」のiPad版をリリースしてから1年以上経ち、ついにPages、Numbers、KeynoteをiPhoneとiPod touchで使えるようにするアップデートを発表しました。これで、どこにいても計算したり、プレゼンテーションの準備を整えたり、家族のニュースレターを更新したりできるようになります。

iPhone版アプリはiPad版とほぼ同様の機能を備えており、Mac版iWorkやMicrosoft Officeのドキュメントの閲覧・編集、そしてそれらのプログラムへのエクスポートも可能です。また、iOSのAirPrintワイヤレス印刷機能にも対応し、Appleがデザインしたテーマやテンプレートも含まれています。Appleによると、iPadと同様に、iPhoneやiPod touchをHDTVやプロジェクターに接続してKeynoteプレゼンテーションを表示することも可能です。

小さな画面での作業を楽にするため、PagesとNumbersにはスマートズーム機能が搭載されています。テキストやデータの編集中はカーソルを自動的に追従し、編集が終わると画面全体が表示されるようにズームアウトします。もちろん、これら3つのアプリはすべてAppleの高解像度Retinaディスプレイに完全対応しています。今回のアップデートでは、他にもいくつかの変更点が加えられているようです。主にドキュメント管理機能が改善され、ファイルを素早く見つけたり、フォルダにまとめたりできるようになりました。さらに、Pagesではテキスト編集時にルーラーから直接フォントスタイルとサイズを変更できるようになりました。

iPad版をお持ちの方には朗報です。iWorkアプリはすべてユニバーサル対応なので、iPhoneまたはiPod touchをお持ちの方は、これらのデバイス用のアプリを無料でダウンロードできます。iWorkを初めてダウンロードされる方は、各アプリを個別に10ドルで購入できます。iWorkアプリを使用するには、iPad、iPad 2、iPhone 3GS、iPhone 4、または第3世代もしくは第4世代のiPod touchが必要です。
太平洋標準時午前9時45分に更新され、iPhoneのスクリーンショットが追加されました。