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iTunesの新バージョンやiPhone OSのアップデートほど注目を集めないかもしれませんが、QuickTimeも水曜日に新バージョンがリリースされました。QuickTime 7.6.4では、新しくリリースされたiTunes 9のサポートに加え、Windows Vistaユーザー向けのオーディオデバイスサポートも強化されています。
Appleのリリースノートによると、7.6.4アップデートではセキュリティ問題にも対処しています。このアップデートでは、悪意を持って作成されたH.264ムービーを視聴すると、予期せぬアプリケーションクラッシュや任意のコード実行につながる可能性がある脆弱性が修正されています。Appleによると、これらの脆弱性は、QuickTimeがH.264ムービーを処理する際に発生するメモリ破損、バッファオーバーフロー、ヒープバッファオーバーフローが原因で発生しており、Adobe Secure Software Engineering TeamのTom Ferris氏、Alex Selivanov氏、そしてTippingPointおよびZero Day Initiativeに協力する匿名の研究者がH.264の問題を報告したとされています。
同様に、7.6.4 アップデートでは、QuickTime の FlashPix ファイルの処理に存在していたヒープ バッファ オーバーフローが修正されています。Apple は、この欠陥を報告した TippingPoint および Zero Day Initiative に協力していた Damian Put 氏の功績を高く評価しています。
QuickTime 7.6.4は、OS X 10.4および10.5を搭載したMacユーザーとWindows Vistaユーザーを対象としています。59.4MBのアップデートは、ソフトウェア・アップデートまたはAppleのQuickTimeページから入手できます。