500ものチャンネルに加え、ウェブ上やiPhoneに保存された膨大な動画コンテンツがあれば、必ず何か見たい番組があるはずです。そんな状況にぴったりなのが、新しく登場した無料のbeeTV動画一覧アプリです。残念ながら、beeTVのコンテンツは少し物足りないです。

このアプリには便利な機能もいくつかあります。例えば、お住まいの地域を問わず、地元のテレビ番組表をすべて確認できる機能などです。beeTVに電話番号を登録しておくと、お気に入りの番組が始まる頃に通知が届きます。また、テレビ、ウェブ、iPhoneのどれで視聴しているかに応じて、おすすめの動画を絞り込むことも可能です。マルチプラットフォーム時代において、これは非常に便利な機能です。
しかし、beeTVの真髄は、短い番組や映画のリストに対する評価に基づくおすすめ機能にあります。しかも、そのおすすめはAmazonやNetflixほど的を射ていません。「ロザンヌ」と「ファミリー・ガイ」のエピソードは、私の視聴体験を優先して提案されました。どちらも私の好みではありませんし、特にこのおすすめは的外れに感じました。というのも、私はダークドラマ「デクスター」には高評価を付けていた一方で、beeTVのおすすめ番組と同じようなブルーカラー・シチュエーション・コメディ「キング・オブ・クイーンズ」には低評価を付けていたからです。
家族向けかどうかや気分など、様々な要素でおすすめを調整できますが、そうした変更を加えてもアプリは「ロザンヌ」のエピソードを提案してきました。それでも、私は見たいとは思いませんでした。
beeTV にはいくつか優れた機能がありますが、本当に役立つためには、アプリの推奨システムを全面的に見直す必要があります。
[ジョエル・マティスは、スクリップス・ハワード・ニュース・サービスのフリーランスジャーナリスト兼政治コラムニストです。フィラデルフィア在住。 ]