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アップル、ローン提供拡大に先立ち「後払い」サービスを廃止

Apple Pay(後払い)

画像: Apple

2023年3月、AppleはApple Payの新機能を発表しました。この機能により、50ドルから1,000ドルまでの買い物を6週間かけて4回に分けて、利息や手数料なしで支払うことができます。しかし、それから1年余り経った今、Appleはこのサービスを終了すると発表しました。

9to5Macによると、後払いサービスを利用したい顧客は、Apple Payをご利用の際にチェックアウト時に「分割払いローン」が提供されるとのことです。厳格な支払いスケジュールを提供する「Apple Pay Later」とは対照的に、非常に多様な選択肢が用意されているようです。

今年後半より、世界中のユーザーはApple Payで決済する際に、クレジットカードやデビットカード、そして貸金業者を通じて提供される分割払いローンを利用できるようになります。この新しいグローバル分割払いローンの提供開始に伴い、米国ではApple Pay Laterの提供を終了いたします。当社は引き続き、ユーザーにApple Payを使った簡単、安全、かつプライバシー保護された決済オプションを提供することに注力しており、このソリューションにより、Apple Pay対応の銀行や貸金業者と連携し、世界中のより多くの場所で、より多くのユーザーに柔軟な決済手段を提供できるようになります。

Apple(9to5Mac経由)

AppleはWWDC 2022でApple Pay Laterを発表し、2023年3月に米国で「ランダムに選ばれたユーザー」向けにサービスを開始しました。新しいApple Pay機能は、Chromeのサポートや、Apple Walletの追加機能を備えた再設計されたイベントチケットとともに、iOS 18でリリースされる可能性があります。

著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長

マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。