
マイクロソフトは今後、Zune 音楽プレーヤーを製造せず、Windows Phone および Xbox プラットフォームに組み込まれたアプリケーションを基盤として将来の音楽戦略を構築すると発表した。
3月には、マイクロソフトが専用音楽プレーヤーの開発を中止する計画だという噂が流れたが、同社は当時、今年の新型ZuneデバイスはZuneソフトウェアを搭載した携帯電話になると述べ、この問題を回避した。その後、同社は年内にZuneプラットフォーム向けのアプリケーションを少しずつリリースした。
同社はZune.netのヘルプページを更新し、「Zuneプレーヤーの製造は終了いたします」と発表しました。代わりに、同ページには「今後、Windows Phoneは当社のモバイル音楽・動画戦略の中心となります」と記載されています。
しかし、これは現在のZuneユーザーにとって何ら影響はありません、と同社はサポートページで述べています。「お使いのデバイスは、現在と同様にZuneサービスで引き続きご利用いただけます。また、現在Zuneをご利用のお客様と、最後にZuneデバイスをご購入いただいたお客様の両方に対して、すべてのデバイスの保証を引き続き適用いたします。」
Microsoft は、Apple の iPod プレーヤーと iTunes ミュージック ストアに対抗するため、2006 年 11 月 14 日に最初の Zune プレーヤーと Zune Marketplace ミュージック ストアを立ち上げました。
しかし、アップル社は2007年1月9日、電話をかけたりウェブを閲覧したりもできるワイドスクリーンのiPod、iPhoneを発表し、目標を変更した。
マイクロソフトがこれに追随するまでに3年かかりました。2010年2月にWindows Phoneを発表した際、この新しいモバイルOSの機能の一つとしてZuneミュージックプレーヤーアプリが搭載されました。また、マイクロソフトのXbox 360ゲームコンソール向けオンラインサービスであるXbox Live経由でZuneの音楽やビデオにアクセスすることも可能です。
Zuneの売上はiPodに大きく後れを取っています。Amazon.comのMP3プレーヤーのベストセラーリストは、明確なランキングではありませんが、その実力を物語っています。ベストセラー10のうち9つがiPod(サンディスクの40ドルのSansaモデルは8位)で、初代Zuneデバイスは現在24位にランクインしています。その前には16種類のiPodがランクインしています。