
最近では iPad を使って音楽を作るのがかなり一般的になっていますが、9 月のレイバー デーの週末に行われたフェスティバルでは、ジャムバンド moe. が iPad だけを使ってステージ上で曲の 1 つをライブ演奏しました。
バンドは最近、さまざまなサウンドチェックテイクとライブパフォーマンスを編集したビデオを YouTube に投稿し、音声はライブショーの録音から取得しました。
ニューヨーク州モホークのゲルストン・キャッスル・エステートで開催された第12回moe.downフェスティバルで、バンドは5台のiPadを使って「Crab Eyes」を演奏した。moe.のギタリスト、アル・シュニアーによると、そのうち4台はiOSアプリ「GarageBand」の標準音源を使ってギター、ベース、ドラムのパートを演奏していたという。パーカッショニストのジム・ローギンは、2ドルのアプリ「Mallets」を使ってビブラフォンのパートを演奏した。
「ヘッドフォン出力ジャックをダイレクト入力(ラインレベル信号をマイクレベルに変換)に使用し、Digidesignコンソールに繋ぎました」とシュニアー氏はMacworldへのメールで述べている。「この曲はライブで演奏したので、皆さんに聴いていただけるのはライブ・マトリックス・ミックス(ステレオ・オーディエンス・ミックスとステレオ・サウンドボード・ミックスをブレンドしたもの)です。オーバーダブは一切なく、ワンテイク・ライブです。」
彼は、カメラクルーがいくつかの異なるショットを撮影し、さまざまなサウンドチェックのリハーサル中に GoPro ウェアラブルカメラの位置を変更できるように、ビデオを数回に分けて撮影したと説明した。
バーチャル楽器に慣れ、パートを改めて学ぶには「少しリハーサルと試行錯誤が必要でしたが、実際にはすぐに完成し、最終的にはかなり良い音になりました」とシュニアーは語った。「こんなことができるなんて、今でも信じられないくらいです。」
バンドメンバーとiPadの超クローズアップを特徴とするこのビデオは、10月5日に56歳で亡くなったスティーブ・ジョブズ氏を追悼して10月13日に投稿された。以下から視聴できる。