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音声対応のSafariブックマークを作成する

音声認識はMac OSに長年搭載されている機能の一つですが、騒がしいオフィス環境での実用性など、様々な理由から、広く利用されていません。しかし、実は音声認識は非常に強力な技術であり、今日のヒントがその実力を示すのに役立つかもしれません。(OS Xの音声認識の仕組みをご存知の方は、下のヒントまで読み飛ばしてください。)

OS Xで音声認識を使用するには、まず有効にする必要があります。システム環境設定 > スピーチを開き、「音声認識」タブの「Speakable Items」の横にある「オン」ボタンをクリックします。小さな丸いウィンドウが表示されます。これが音声認識コントローラです。青い枠内の「Esc」は、認識を有効にするキーを示しています。デフォルトではEscキーに設定されていますが、システム環境設定の「スピーチ」パネルで変更できます。また、Escキーが押されている間だけ音声を認識するように設定されています。

有効にしたら、具体的に何ができるでしょうか?かなりたくさんできます。円の下部にある小さな矢印をクリックし、ドロップダウンメニューから「音声コマンドウィンドウを開く」を選択してください。このウィンドウには、Macに話しかけることができるコマンドのリストが表示されます。 例えば、 「メールを取得 」や 「ブラウザを開く」 といったコマンドは、ウィンドウの「コマンド」セクションの「音声認識可能な項目」セクションにあります。ここに表示されているコマンドを使って、かなり多くのことができます。ぜひ楽しんでください!

特定のアプリケーションを開いているときは、コマンド セクションにそのアプリケーションのエントリも表示されます。たとえば、Safari を起動し、音声コマンド ウィンドウのコマンド セクションを見ると、Safari エントリが表示されます。三角形をクリックすると、Safari の音声コマンド ライブラリが表示されます。それらのコマンドの 1 つである [このページを読み上げ可能にする] が、読み上げ可能なブックマークを作成するための鍵となります。プロセスは実際には非常に簡単です。読み上げ可能なブックマークにしたいページを読み上げます ( Safari でブックマークしたページである必要はありませ )。次に、Esc キー (または音声認識を有効にするために設定したキー) を押したまま、 make this page speakableと言います 。正しく実行すると、システムがコマンドを送信したことを認識して「ウィット」という音が聞こえ、右上の図のようなダイアログが表示されます。

テキストボックスに短くて発音しやすい名前を入力し、「OK」をクリックします。これで、音声認識ブックマークの作成が完了しました! 割り当てた名前を話すことでサイトを読み込む方法(Escキーを押して音声認識を有効にする)を紹介する短い動画を作成しました。この動画では、音声認識ブックマークの新規作成方法も紹介しています。

ご覧の通り、音声認識が可能なほど静かな環境であれば、Speakableブックマークは機能します。もちろん、この機能でできることは他にもたくさんあります。有効にすると、コンピューターに話しかける機会が増えるかもしれません。