
Mac Components Engineered (MCE) PowerBook Productsは本日、FireBayを発表しました。これは、PowerBook G3の拡張ベイに収まるよう設計されたデバイスを収容する、FireWireベースの外付けドッキングユニットです。FireBayを使用することで、PowerBook G3の拡張ベイに収まるデバイスを、FireWire搭載Macで従来の外付け周辺機器と同様に利用できるようになります。
「PowerBook の所有者は、マシン間で外部 FireWire デバイスとして使用できるようになるため、拡張ベイ モジュールへの投資をより有効に活用できるようになります」と MCE 社長のアーノルド ラミレス氏は述べています。
FireBayを使用すると、ハードディスク、CD-ROM、DVD-ROM、CD-R、CD-RW、Zipドライブなど、PowerBook G3の拡張ベイデバイスを使用できます。FireBayは、ブロンズキーボードを搭載したPowerBook G3向けに設計されたあらゆる拡張ベイデバイスに対応しており、「Pismo」モデル(FireWire搭載)や旧型の「Lombard」システムも対象となります。
FireBay自体はスタッキング可能で、搭載されている拡張ベイデバイスに応じて、バスパワーまたはAC電源のいずれかで動作します。FireBayのバックプレーンにはFireWireケーブルコネクタが搭載されており、ケーブルの煩雑さを軽減するために、スタッキング可能な設計では上面にFireWireポートが設けられており、外部ケーブルなしで複数のFireBayを接続できます。
MCE社によると、FireBayによりPowerBookユーザーは複数の拡張デバイスに同時にアクセスできるようになるとのことです。MCE社はまた、これまで大容量の拡張ベイハードドライブに頼ってきたマルチメディア制作者やデジタルビデオ制作者にもFireBayが普及すると予想しています。PowerBookを介してネットワークやFireWire接続でデータを転送するのではなく、拡張ベイハードドライブを外付けのFireBayシャーシに接続するだけですぐに作業を開始できるからです。
MCE社によると、FireWire拡張ベイは5月に出荷される予定だ。製品にはドライバソフトウェア、ケーブル、取扱説明書が付属する。価格は未定。