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Salesforce.comのCEOがiPadを称賛

セールスフォース・ドットコムの会長兼CEO、マーク・ベニオフ氏は、今週シンガポールで開催された同社のCloudForce 2カンファレンスでクラウドコンピューティングに強い関心を示したが、同氏は別のものにも興奮していた。それは、アップルのiPadだ。

「素晴らしい。これまで使った中で最高のものだ」と、ベニオフ氏は火曜日の基調講演でカンファレンス参加者に語り、これを史上最も売れたコンピューターと呼んだ。「おそらく、マイクロソフト製ではないからだろう」

iPadは、ベニオフ氏のプレゼンテーションのスライド全体と、6月22日にSalesforce.comの一部として公開されるFacebookのようなコラボレーション機能であるChatterの技術デモで大きく取り上げられていた。ある時点で、ベニオフ氏は自身のiPadでChatterが動作している様子を披露し、このアプリケーションとデバイスのおかげで、多くのCEOが従業員の行動を把握できないという「バブル」から抜け出すことができたと語った。

基調講演後、記者団に対し、ベニオフ氏はiPadに対する熱意を和らげた。

「私は1984年にアップルの社員だった。アップルは大好きだが、あらゆるコンピューターが本当に大好きなのだ」と、セールスフォース・ドットコムを設立する前はオラクルでも働いていたベニオフ氏は語った。

同氏はまた、基調講演ではノートパソコンだけでなく、BlackBerryやiPhoneなどの他のデバイスも紹介したと述べた。

「Salesforceはクラウドサービスなので、様々なコンピューターで動作します。しかし、私が本当に実証したいのは、私たちがそこにいるという点を明確に示すためです。業界が動けば、私たちもそこにいるのです」と彼は語った。