「Getting Things Done(物事をうまく進める)」系生産性アプリの世界は、競合がひしめき合い、差別化を図るのが困難です。Midnight Beep Softworksは、iPad向けアプリ「Midnight Inbox Touch」をアップデートし、数々の新デザインと共有機能を追加することで、この分野での躍進を目指しています。さらに、この生産性アプリの価格も値下げしました。

アプリのバージョン2.0が火曜日にiOS App Storeで公開されました。今回のアップデートでは、「大きいほど良い」という理念を反映したデザインの刷新が特徴で、読みやすさを向上させるためにフォントが大きく、ユーザーのジェスチャーに反応するタッチエリアが広くなり、アクティビティボタンも大きくなっています。
その他の機能改善は、GTDユーザーを特に意識したものとなっています。ユーザーはタスクリストを非表示にするか、完了したアクションを表示するかを選択できるほか、完了したリストは自動的にアーカイブされ、削除されたアイテムはゴミ箱に直接移動するようになりました。Midnight Beepによると、プロジェクトの開始日と期限を設定するためのアプリのシステムが改善され、定期的なタスクをスケジュールするためのオプションも追加されたとのことです。
プラットフォームをまたいでタスクを追跡・スケジュール管理したいユーザー向けに、Midnight Inbox Touchの最新バージョンではオプションが拡張されました。このアプリは、MobileMeや他のWebDAVサーバー、あるいはローカルワイヤレスシステム経由で、このプログラムを実行している他のiPadと同期できるようになりました。また、自動データバックアップ機能も搭載されており、メールで共有したり、iTunesからアクセスしたりできます。
Midnight Inbox TouchのiPad版は、iOS/Macユーザーが利用できる唯一の選択肢ではありません。Midnight Beepによると、MacとiPhone向けのプログラムも開発中で、iPad版のMidnight Inbox Touchと同期できるようになるとのことです。
Midnight Inbox Touch は、アプリの通常の価格 20 ドルから 10 ドルに値下げされ、iOS 4.2 以降を実行している iPad と互換性があります。