以下の記事は、PCWorld.com の Today@PC World ブログから転載したものです。

いわゆるピコプロジェクターが携帯電話の直接的な補完機器として登場するという噂は、1年以上前から耳にしていました。最初はCES 2008でのデモで、その後はOptoma Pico Project Projectorとして登場しました。一方、プロジェクターメーカーではない企業が、ピコプロジェクターを本格的なモバイルアクセサリーとして実際に販売するのは、おそらく初めてのことでしょう。iPhoneアクセサリーメーカーとして、保護ケース、Bluetoothヘッドセット、バッテリーパックなどで知られるPhoneSuitが、iPod touchとiPhoneシリーズで使用できるハンドヘルドビデオプロジェクター「PhoneSuit MiLi Pro」を発表しました。
2009年9月発売予定のPhoneSuit MiLi Proは、iPhoneとのペアリングに最適化されています。640×480の解像度で、投影したい場所に画像を表示できます。友達があなたのiPhoneの周りに集まって、くだらないYouTube動画を観るのにうんざりしているなら、これはまさにうってつけです。
MiLi Proの推奨ディスプレイサイズは5インチから40インチ(同社によると最大70インチまで対応)で、画像を最大限に鮮明に映し出すための調整可能なフォーカスホイールが付属しています。99ドルのPhoneSuit MiLi Power PackでMiLi Proに電力を供給できるので、iPhoneの限られたバッテリー駆動時間を心配する必要はありません。Power Packは、10ルーメンの輝度を持つMiLi Proの液晶オンシリコン(LCoS)LEDプロジェクターを駆動します。PhoneSuitによると、付属のUSBケーブルで約3時間でフル充電でき、予備バッテリーパックも付属します。MiLi Proの価格は発売時に発表されます。
残念ながら、MiLi ProはiPhoneとiPod touchシリーズのみに対応しているため、iPod Classic愛用者(私のような)には不向きです。ただし、MiLi Proは標準のiPodドックコネクタに加えてVGAとRCA入力にも対応しているので、対応しているパソコン、DVDプレーヤー、ゲーム機であればどれでも使えます。スピーカーも内蔵されているので、持ち運びに苦労する方にも安心です。