今日のベスト価格: HifiTune
注:このレビューは、カナル型イヤホン11機種をレビューしたまとめ記事の一部です。詳しい情報や購入に関する比較アドバイスについては、まとめ記事のページをご覧ください。

Macallyの50ドルのHifiTuneは、今回の製品群の中で最も個性的なデザインで、イヤホンとカナル型イヤホンの中間的な位置づけです。各イヤホンは、私がテストしたほとんどのモデルよりも大型のドライバーを搭載しているため、耳に完全にはフィットしません。その代わりに、各イヤホンには斜めに突き出たチューブがあり、そこにシリコン製のイヤーチップが装着され、耳に浅く緩く密着します。この点では、HifiTuneのイヤホンはBoseのIn-Ear Headphonesに似ており、イヤホンでありながらよりしっかりとしたフィット感と遮音性が高いと言えるでしょう。HifiTuneには、黒とグレーの3サイズのシリコン製イヤーチップと、やや大きめの合成皮革製のキャリングポーチが付属しています。
前述のBoseモデルと同様に、HifiTuneのイヤーピースはフィット感が緩いため、低音域が不足しています。しかし、Boseヘッドホンとは異なり、HifiTuneは中低音域が豊かで高低音域も控えめなため、ブックシェルフ型スピーカーのようなサウンドシグネチャーを実現しています。従来のカナル型イヤホンに比べて快適性が向上し、遮音性も低下しますが、低音域を犠牲にすることで、その分メリットを感じる人もいるでしょう。実際、HifiTuneは低音域が不足し、高音域と中音域のディテールが若干欠けているにもかかわらず、良好な音質を実現しています。中音域は依然として滑らかで心地よいものです。大きめのイヤーチップの方が密閉性が高く、低音域のレスポンスも向上するかもしれませんが、付属の小さめのチップでも快適でした。
HifiTune は、外観的には V-Moda のオリジナル Vibe に似ています。ガンメタルグレーの金属製イヤピースに黒のハイライト、布巻きの黒いコード、同じ金属製でしっかりとしたプラグ、そしてコードの Y 字分岐部分には、さらにずんぐりとしたリモート/マイクモジュールが配置されています。(イヤピースにつながるケーブルは長さが異なるため、長い方は首の後ろにかけることができます。) リモートポッドのボタンは小さめで、使い慣れるまで少し時間がかかります。マイクの品質は平均的なもので、NuForce NE-7M と同等で、Apple の標準イヤフォンのマイクに比べるとややこもった感じがします。
音質の良いヘッドセットは他にもありますが、HifiTuneのデザインは気に入りました。HifiTuneとBoseの(より高価な)インイヤーヘッドホンのデザインと音質の類似性を考えると、すでにBoseを検討している方は、HifiTuneを真剣に検討してみる価値があるでしょう。
今日のベスト価格: HifiTune