
画像: ローマン・ロヨラ
Apple Silicon搭載Macの初号機が生産ラインから出荷されるまであと数ヶ月となり、新しいチップがもたらすものについて、ようやく具体的な見通しが見えてきた。速度、グラフィックス、バッテリー駆動時間の向上は確実に実現すると予想されているが、それに加えて、Appleの最高峰のコンシューマー向けラップトップの復活も見られるかもしれない。
China TimesとMacRumorsの報道 によると、Appleは2019年に販売終了となった12インチMacBookの新型発売に向けて準備を進めているという。Appleは現在、このサイズの画面を持つMacBookを販売しておらず、13インチのMacBook AirとProがAppleの製品ラインナップの中で最も小型のノートパソコンとなっている。新型デバイスのコードネームは「トンガ」と報じられている。トンガは、約170の島々からなるポリネシア諸島の名前である。
報道によると、新型マシンはUSB-Cを搭載(Thunderboltについては言及なし)し、重量は2.2ポンド(1kg)未満。これは現行のMacBook Airより約0.5ポンド、13インチMacBook Proより約1ポンド軽量となる。注目すべきは、前モデルのMacBookとほぼ同じ重量だということだ。
報道によると、新型MacBookはA14Xプロセッサを搭載するとのことです。これは、AppleがiPadのチップを差別化する方法と似ています(ただし、Appleは最新のiPad Proで「Z」チップを導入しました)。また、新型MacBookは「15~20時間持続する」バッテリーを搭載するとの報道もあり、これはMacBook Airの11時間駆動時間を大幅に上回ります。従来型のMacBookはバッテリー駆動時間が10時間と、比較的低速なCore m3プロセッサを搭載していました。
チャイナタイムズは、報道の中で、新型iMacが2021年に発売予定で、「Appleが開発・設計したGPUを搭載する可能性がある」とも報じている。自社製チップへの切り替えに伴い、AppleはNVIDIAやAMDの既製品に頼るのではなく、カスタムGPUを設計する可能性が高いと思われる。
著者: マイケル・サイモン、Macworld編集長
マイケル・サイモンは20年以上にわたりAppleを取材しています。iPodがまだiWalkだった頃からSpymacで噂を取材し始め、Appleがこれまでに製造したほぼ全てのiPhoneを所有しています。妻と息子、そして数え切れないほどのガジェットと共にコネチカット州に住んでいます。