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ヤフー、取締役の半数を解任

ヤフーは下降スパイラルからの回復に向けた継続的な取り組みの一環として、会長を含む取締役4人が辞任すると火曜日に発表した。

ヤフーの共同創業者であるジェリー・ヤン氏は今月初めに取締役会を退任した。本日発表されたロイ・ボストック会長を含む新たな退任者を加えると、取締役会の半数以上が新メンバーとなる。

ボストック氏、ヴィオメシュ・ジョシ氏、アーサー・カーン氏、ゲイリー・ウィルソン氏は、ヤフーが6月上旬に予定している年次株主総会で退任する予定だ。

ヤフーは株主への書簡の中で、eBayの元CEOメイナード・ウェッブ・ジュニア氏とMETAグループの元CEOアルフレッド・アモローソ氏が取締役会に選出されたことも発表した。

「新たな視点と多様なスキルを持つ再編された取締役会により、当社はさらに積極的に前進できると信じている」とボストック氏が書いた書簡には記されている。

アルティメーター・グループの創業者シャーリーン・リー氏によると、今回の人事異動は、新CEOのスコット・トンプソン氏が会社を新たな方向に導くための準備を整えるもののようだ。リー氏はウェッブ氏をトンプソン氏にとって「非常に信頼できるアドバイザー」と評した。

スターリング・マーケット・インテリジェンスのアナリスト、グレッグ・スターリング氏は、少なくとも大まかな意味では、今回の刷新は投資家が求めていたものだったと述べた。「投資家は長い間、取締役会が経営陣の行動をただ承認しているだけだと感じていた。彼らは、ある程度の独立性を持ち、活力を取り戻した取締役会を求めている。人々は変化がどうなるかを見守るだろうが、今回の刷新は前向きに受け止められるだろう」