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ジョナサン・アイブ:アップルは金儲けではなく、最高の製品を作りたいだけだ

Appleの工業デザイン担当上級副社長ジョナサン・アイブ氏は、Appleの目標は「金儲け」ではなく「できる限り最高の製品をデザインすること」であると明かした。

BBCのジェームズ・ノーティー記者とのインタビューで、アイブ氏はこう語った。「アップルでの成功の根底には、目標を明確に定めていることが不可欠です。目標は細分化されておらず、非常にシンプルです。それは、できる限り最高の製品をデザインすることです。そして、もしそれを実現し、成功すれば、多くの成果が得られると信じています。人々は製品を気に入ってくれ、願わくば買ってくれ、そして私たちは利益を得るでしょう。しかし、目標は利益を上げることではなく、できる限り最高の製品を開発することなのです。」

アイブ氏は、デザイナーの仕事はますます複雑になっていると考えていると述べ、「課題は過去よりも大きくなっていると思います」と付け加え、「間違った判断をした場合の影響も、より深刻になっています」と付け加えた。

正しく実行できた結果、人々が自社の製品を使う姿を見ることができます。アイブ氏自身も「もちろん本当に興奮します」と認めています。iPadやiPhoneを使っている人々を見るのは、「信じられないほど励みになります。なぜなら、それは真の自信につながるからです。なぜなら、私たちがやっていることは、自分たちのために製品をデザインすることではないからです。私たちの仕事の本質は、他の人々のためにデザインすることです。ですから、実際に他の人々が製品を使うのを見るのは、もちろん本当に興奮するのです」とアイブ氏は言います。

アイブ氏は今後もAppleの製品デザインに携わり続けるようだ。今後の展望について、アイブ氏はこう語った。「これまで15年間、幸運にも共に仕事をしてきた同じチームと、共に学び合い、これまで15年間で解決しようとしてきたのと同じ種類の問題の解決に取り組んでいきたい」

ジョナサン・アイブのインタビュー全編はここで聞くことができます。