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FacebookのApp Centerはモバイルユーザーを惹きつけようとしている

フェイスブックは水曜日、ユーザーが同ソーシャルネットワーキングサイトと統合された「高品質」のモバイルアプリを閲覧できるアプリセンターを立ち上げると発表した。

App Centerは、AndroidおよびAppleのiOSオペレーティングシステムとウェブで動作するアプリをホストします。ただし、ユーザーはアプリをダウンロードするためにGoogle PlayまたはApp Storeにアクセスする必要があります。

対象となるアプリには、Facebook の認証システムを使用してユーザーにパーソナライズされたエクスペリエンスを提供する Web サイトやモバイル アプリ、および商業用 Facebook ページでホストされているアプリが含まれます。

Facebookは、アプリはコンテンツと広告を明確に区別し、共有するユーザーアクティビティについて明確な期待を設定する必要があると述べた。

同社のブログ記事では、高品質なアプリの例として、Zynga の Draw Something、Pinterest、Spotify、そしてマーク・ザッカーバーグ氏が最近参加した動画共有サービスの Viddy を挙げている。

この動きは、Facebookが証券取引委員会にS-1フォームの修正版を提出したのと同じ日に起こった。このフォームでは、デスクトップではなくモバイルでのアクセスをユーザーが好むようになったことでFacebookの収益モデルにもたらされるリスクについての同社の説明が拡張されている。

今月後半に予定されているFacebookの新規株式公開(IPO)に先立ち提出が義務付けられているこの書類は、モバイルユーザーからの収益化が現状で失敗していることが財務リスクとなっていると警告している。また、同社の戦略の一環として、モバイルアプリの改善に向けた取り組みにも言及している。

「ユーザーがパソコン経由のアクセスの代替としてフェイスブックのモバイル製品にアクセスするケースが増え、当社がモバイルユーザー向けの収益化戦略をうまく実施できなかったり、この取り組みで過大な費用がかかったりした場合、当社の財務実績と収益拡大能力に悪影響が出る可能性がある」と提出書類には記されている。