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AppleのRemoteアプリは想像以上に優れている

数週間前、AppleのRemoteアプリをレビューしました。このアプリを使うと、iPhoneやiPod touchをApple TVやMac、Windows PCのiTunesのリモコンとして使うことができます。再生操作用のタッチスクリーンインターフェースは、iPhoneのiPodモードとほぼ同じです。Remoteアプリは、長いメディアリストを素早く簡単にブラウズしたり、特定のアイテムを検索したりできるので、Apple TVの最大の問題点である、リストのスクロールが極端に遅いという問題をほぼ完璧に解決してくれます。

しかし、そのレビューのためにリモコンをテストしていた時、ある機能を見逃してしまいました。しかも、それは良い機能です。Apple TVのインターフェースに関して私がもう一つ不満に感じていたのは、ユーザー名、Wi-Fiのパスワード、YouTubeの検索など、テキストを入力する必要がある時はいつでも、Appleのシンプルすぎるリモコンの矢印ボタンを使って画面上のキーボード上で小さなカーソルを動かし、入力したい文字を一つ一つ選択するという面倒な作業が必要になることです。16進数のWi-Fiパスワードを入力しようとしただけで、Apple TVのUSBポートにキーボードを接続させてくれないAppleを呪う羽目になりました。

リモコンを使用してテキストを入力する

しかし、Macworldの寄稿者であるジョン・グルーバー氏が最近指摘したように、iPhoneアプリケーションのRemoteもこの問題を解決します。AppleのリモコンでApple TVのメニューを閲覧中に、テキスト入力が必要な画面が表示されたら、iPhoneまたはiPod touchでRemoteを起動するだけです。タッチスクリーンにApple TVのメニューテキストの一部と、おなじみのiPhoneタッチスクリーンキーボードが表示されます。このキーボードで入力したテキストは、リアルタイムでテレビ画面に表示されます。

つまり、Apple TVを操作するためのRemoteアプリの唯一の制限は、Apple TVの実際のメニュー(例えば、レンタルする映画の選択や設定の変更など)を閲覧できないことです。Appleがこの機能を追加してくれることを期待しています。そうすれば、ついにあのプラスチック製のApple Remoteを完全に手放せるようになります。