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調査:Macが企業市場シェアを57%拡大

iPadは現在、企業での導入が盛んに行われており、その人気も高まっています。しかし、Appleの中核事業であるコンピュータ事業にもITの視点を向けるべき時が来ているのかもしれません。エンタープライズ・デスクトップ・アライアンス(EDA)の最新調査によると、2011年はエンタープライズMacの年となるでしょう。

EDAは2010年6月、200台から20万台のコンピュータを管理する企業および政府機関のIT管理者460名を対象に調査を実施しました。この調査では、Macが2011年まで企業で最も急速に普及するシステムになる可能性があることが明らかになりました。EDAは、組織に追加される新規システムの25%がMacになると予測しており、企業システム全体に占めるMacの割合は2009年の3.3%から2011年には5.2%に増加するとしています。

EDAは、当然のことながら、Macのエンタープライズ市場における成長の多くは、既にこのプラットフォームを導入している組織からもたらされると考えています。調査回答者の約3分の2(65%)が、このカテゴリーに該当します。

IT管​​理者がMac導入時に考慮すべき主要な課題についてですが、今年初めに実施された調査では、大多数の回答者が「MacとPCの統合と管理における整合性」を最優先事項として挙げており、驚くには値しません。回答者の大半(79%)が「OS間のファイル共有」と「セキュリティ」の両方を「非常に重要」または「極めて重要」と回答しています。クライアント管理、Active Directoryの統合、そしてもちろんクロスプラットフォームサポートの複雑さといったその他のトピックも、管理者を夜も眠れなくさせる、あるいは少なくとも少し残業させるほどの課題として挙げられています。

EDAは、Windowsが主流の業界においてMacの普及を積極的に促進する企業グループによって2008年に設立されたことは特筆に値します。多くの調査と同様に、この調査結果も鵜呑みにしないでください。設立企業には、Atempo、Centrify、Group Logic、LANrev、Parallelsなどが名を連ねています。

もちろん、来年もMacが企業で急速に普及すれば、それは良い流れとなるでしょう。Macworld iPadが企業から驚くほど好意的に受け入れられていることを報じており、iPhoneも同様に活用されています。