ベアボーンズ・ソフトウェアのリッチ・シーゲル氏との朝食会を終えたばかりだった。ベアボーンズはMacworld Expoに向けて少々忙しかったのだ。そして、様々なMac開発者たちと一日中行われるドロップインミーティングの次の会合に出席するため、モスコーニ・センターへと急ぎ足で向かっていた。その時、きらめくシンバルの音が目に飛び込んできた。轟くドラムの轟音とトランペットのきらめきが聞こえてきた。
「万博ウィークは私の精神力を全て消耗させる」と私は心の中で思った。「でも、まさか『ミュージックマン』のリバイバルが目の前で自然発生的に勃発したと想像するほど、私は狂っているわけではないはずだ。」
実際、それは実現しませんでした。展示会場が一般公開されるちょうどその時、モスコーニ センターの南ホール前をパレードする本物のマーチング バンドがいたのです。

問題のバンドはオーストラリアのサザン・スターズです。右の写真は、子供たちが今話題にしている最新式のカメラ付き携帯電話で私が撮影したものです。(高解像度の写真は、Flickr の Macworld Expo グループ投稿者の一人から提供されています。)私の知る限り、このバンドは特定のベンダーの要請で新製品のプロモーションのために来ていたわけではありません。彼らはその日、トーナメント・オブ・ローゼズ・パレードに出演したばかりで、街にいたようです。ですから、Expo に立ち寄って、道行く人々に「ユー・キャン・コール・ミー・アル」や「ワルチング・マチルダ」の軽快で勇ましい演奏を披露してみてはいかがでしょうか。
(余談ですが、オーストラリアン・サザン・スターズはローズパレード公演から車か飛行機でここまで来たに違いありません。でも、世間からは隠そうとしている私の脳の狂った部分は、バンドがパサデナからサンフランシスコまでずっと行進し、国道101号線をずっと演奏し、太平洋岸に沿って北上し続けるだろうという考えを抱きたがります。ポートランド、気をつけろよ!)
先ほども言ったように、マーチングバンドの演奏を聴いて、これからの疲れる一日が始まる前に、足取りが軽くなりました。(それとは対照的に、翌朝、エキスポへ歩いていく途中、何台ものパトカーが地元の口論を仲裁していました。マーチングバンドの演奏に比べれば 、気分はずっと盛り上がりませんでした。)そこで、エキスポ主催者の方々にお願いがあります。もっとバンド を呼んでください。太鼓隊でも、ショーバンドでも、ビートルズのトリビュートバンドでも、何でも構いません。でも、エキスポでの一日の始まりを音楽で彩られたら、それ以下は受け入れられません。